在所生父母の声
小学1年生の母(平成27年度)
娘が小学校に入学した4月、共働きの親として考えたことの1つが放課後の預け先でした。保育園とはガラリと変わる学校生活、同じ保育園から同じ小学校へ通うお友達もいなかった娘にとって、親が求めたものは安心できる場所でした。
そしてそれは親だけではなく、娘にとっても安心できる場所であることを根っこに置いて見学へ行き、話を聴いてきました。
最終的にあゆみクラブを選んだ理由は、見学中あゆみクラブを卒所した子供たちが遊びに来ていた姿を見たとき、子供たちと素敵な関係を築けているのだなーと感じたこと。そして娘自身も見学中に一人でおやつを食べて帰りたいと伝えてくれて、過ごすことができた雰囲気。親の私にとっては一番の心配事だった月1回の父母会参加についても、説明会の中で実際に父母の方から話を聴き、どうにかなるのだろうと思えたことが決め手となりました。
実際に4月から入所して1ヶ月が過ぎる今、初めての夏休みには毎日これでもか!ってくらいに色々な場所へ自分たちの足を使って歩きながら行き、自分たちの体を使って思い切り遊びを楽しんで感じる、そして自分たちで計画しながら自分たちでお弁当を作り、持っていき食べて味わう、自分の体を使いながら、考える、動く、感じる、味わうを経験しているように思います。異年齢の多い環境で、面倒をみられる側になることが多くなったことに初めは戸惑いを見せていましたが、今は少しずつ、甘えたり、頼った入りすることもできるんだということを覚えていっている感じもします。そして今、娘がしてもらっているたくさんの事や言葉を、これから入所してくるお友達へ繋いでいってくれたらいいなと思っています。
そして放課後や長期休みという長い時間を過ごす中で、たくさんの事を経験し、感じながら子供を預けるうえで、安心して過ごせる。あゆみクラブとはそんな場所だと感じています。
小学2年生と小学6年生の母(平成27年度)
娘が小学校になった時、当時の児童会館は冬季の帰宅時間が午後4時ごろと聞いていたので、家から近く、預ける時間も長い、あゆみクラブにしようと初めから決めていました。ただ、共働きだとしても、料金が高いこと、月に1回父母会があり、面倒だと思っていたので、ある程度子供が大きくなったらやめたいといった思っていました。でも、気がつけば、娘がもう少しで小学校卒業という今まで通わせていました。
それというのも、年を追うごとに子供が大きく成長していくのが見られたからです。低学年のうちは、家に帰るとご飯も食べないで寝てしまうくらい遊んで帰ってくる。こんな状態で大丈夫なのかと心配していました。3年生になったころから、もしかめ(けん玉の技)を100回できたとか、一輪車にのって近くの公園を10周したとか、できることが増え、家に帰ってから、すぐには寝ないでご飯を食べ、嬉しそうに一日のあった出来事を話すようになった。また、異年齢の仲間とも一緒に長期休みや行事を通して一つ、一つの事に取り組むことで、家や学校では築けない、家族とも兄弟ともことなる仲間意識というか人間関係を築けるようになってきたように感じました。我が子には従妹がいないので、学校だけ通っていたら、このような人間関係を築けなかったとおもい、貴重な経験をさせてもらっていると思っています。
そして、当初は父母会が面倒だと感じていたのですが、毎月参加し、初めはいろいろな行事をとおして他の学年のお母さんたちと知り合い仲良くなっていくうちに、仕事をしながら子供を育てるという同じ悩みをかかえているお母さんたちと子供のことについて話をする機会が増えました。悩んでいるのは自分一人ではないこと、高学年の子供を持つお母さんからは些細だけどいろいろな子供との問題をのり切るためのアドバイスを聞いたりと、親もここで成長させてもらった気がします。
お金はかかるけれど、お金には変えられないものがここにあると思います。あゆみクラブに通うわせようかと検討されているならば、一度、のぞいてみることをお勧めします。
卒所生の父母の声
卒所生の父母から (平成24年に記載)
現在、高校生、中学生の娘がおり、約9年間あゆみクラブにお世話になりました。低学年のころには、高学年の子に遊びや昼食おやつ作りなどいろいろなことを教えてもらい、家に帰るのも一緒に玄関まで送ってもらいました。いつも上の子たちの姿を見ながら成長し、高学年になると、当番のリーダーになって、集団をまとめていく難しさを経験しながら、結束も強まり、あゆみの一員であることに誇りさえ感じていたように思います。
核家族化が進み兄弟のいない子も多く、不審者などの問題から、昔のように公園でたくさんの子供たちが集団で遊んでいる姿は見かけなくなり、学校から帰っても、一人でゲームやパソコン、塾や習い事に忙しい子供が増えているのが現状です。
あゆみクラブでは異年齢の子供たちの集団の中でさびしい思いをすることなく、温かい家庭なような雰囲気の中で過ごすことができます。手作りのおやつや長期休みの昼食はボリュームがあって、成長期の子供たちには本当にありがたかったです。大人数で食べることの楽しさ、おかわりじゃんけんは小さい子も果敢に挑戦し、その真剣さは見ものです(笑)。保育料はかかりますが、子供の成長は取り返しがきかないもの、ここで得るものはそれ以上の価値があると思っております。
親同士も仲が良く、親子キャンプやバザー、父母会などでよく話し、子育てのことや職場では言えない悩みなど語り合いました。今でも時々会っている大切な仲間、あゆみは子供たちや私に人と人とのつながりがどんなに大切かを教えてくれた場所です。
指導員は温かく、優しく、時には厳しく、本当の親以上と思われるほどの愛情を持って接してくれ、卒業した子供たちは高校や大学の合格発表や卒業式、就職の報告、悩みや相談、ただなんとなくおやつを食べに…など、よく顔を出していて、年一回のOB会も楽しみにしています。彼氏や彼女ができたとか、もしかしたら結婚の報告なども先生たちにはなしにいくのではないかと…きっとこれからも、つながっていくのですね。
小さい頃、放課後留守家庭のための家だったあゆみは、卒業生にとってもずっとそこに持っていてくれる家なのだと思います。これからもどうぞよろしくお願いします。
卒所生の父母から(平成26年度卒所、記載は平成24年度)
現在あゆみクラブに通っている父母です。最初、あゆみクラブの存在を知らずに、児童会館に通っていましたが、同じ保育園からのお友達が小学校に一人もいないこともあり、なかなか児童会館に馴染めず困っていたころ、保育園のお友達や保育園の先生に紹介されて入所しました。
あゆみクラブでは、外遊びだけでなく、けん玉、百人一首、一輪車、おやつ作りや担当仕事などがあり日々ぼーっとしていることがありません。夏やすみ、冬休み、春休みも行事がいっぱい!いろんな体験ができます。親が面倒だと思うことを先生方が体をはって保育してくださいます。
かなりたよりない息子も中学年になり少しずつたくましくなってきたのも先生方のおかげと感謝しております。確かに上下関係、友達関係、不得意な事への拒否等さまざまな経験もしています。
でも、今まで認められなかったことが認められた時の喜びやできなかったことができるようになったことの達成感を経験することも多々ありましたし、先生方の存在は、親が知らない子供の一面を見ることや聞くことができます。
あゆみクラブでは、保育園や幼稚園と違い父母が経営しているため、会費があり、父母会が存在し、皆が交代で役員をすることであゆみクラブをしったり、父母同士が仲良くなったりします。お菓子をもちよりつい長話…というのも多々あります。
OBの父母の方や先生方が今まで頑張ってくださったことであゆみクラブが存続していることに大変感謝しています。卒所まで親子でいろんな経験をしながらすごせたらいいなあと思っています。