一輪車の記録会

 夏休みの報告を書くべきところですが、先日行われた一輪車の記録会を観戦する機会をえてものすごく、私、記者Sが感動したので、こちらを飛び入りで記事にしちゃいました。夏休みの報告を楽しみにしていた方、すみません。
 
 一輪車の記録会といっても、どんぐり公園という一周50mはあるだろうかという小さい公園を一輪車で何周できるかを数える会。
一年生や二年生は、記録会に参加できず、一周以上ができる三年生以上が挑戦する。
去年の自分の記録を超えること。
友達よりも一周でも多く回ること。
あゆみの歴代の先輩たちが残した記録を超えること。
参加する子供は、それぞれ自分なりに目標を持って記録会に臨む。
 
記録会の始まりは毎年、記録をとってもらいたい子が5人くらい集まると始める。
例年、もう少し涼しくなってきてからなのですが、今年は8月の下旬からスタート。
これまでの最高記録は120周だったのですが、今年はついにその記録を超えて200周する子が現れた。
 
記録会は最初は5,6人で始めるのだが、10周を超えるくらいから半分くらいが脱落。
50周を超える頃には二人から三人になる。そして、100周を超えると、だいたいは一人で回っている。
 
 私がこの一輪車の記録会を観戦できる時間帯は、だいたい一人で公園を回っている時。
余裕があり、私に手を振ってくれる子もいれば、辛そうな、でも真剣な顔をして回っている子もいる。どの子供にも共通していることは、自分と戦っていること。
その姿をみていると本当に胸が熱くなるくらい、感動してしまいます。
 努力すること、汗をかくことを嫌い、楽しいこと楽なことを追い求めがちな人が多くなったと言われる今の時代に、ここで頑張っている子がいる。
選手ではない、普通の小学生が昨日の自分と戦っている。
 
 一輪車の記録会の終わりは、いつも先生と頑張った子供だけ。
そばで観ていると寂しい記録会の終わり。
でも、自分の新しい記録を作った子供の笑顔、満足した顔はきっと、オリンピックで金メダルをもらった選手に負けない顔をしていたと思う。
かくいうわが子も、去年はまったく一輪車に乗れなかったのに、今年は公園を40周以上できたと誇らしげに本当にいい顔をして報告してくれました。
 
親だったら、時間が遅いから、明日が大変だからと言って、子どもの挑戦を途中で止めさせてしまうかもしれない。
挑戦したいと思っても、最後までさせてもらえる機会はあるようでない。
子供たちに貴重な機会を与えてくれる先生たちには本当に頭が下がります。
ありがとうございました。
そして、また、来年、頑張っている子供を観るのを楽しみにしています。
 
次回こそ、夏休みの活動報告 手稲プール編をアップさせますね(笑)。

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